微分積分学偏微分の順序交換可能な条件と具体例|不可能な具体例も紹介 2実変数x,yの実数値関数fの偏導関数のうち,∂²f/∂x∂yと∂²f/∂y∂xは多くの場合で等しくなります.この記事では,これらの偏導関数が等しくなる条件と,∂²f/∂x∂y(a,b)≠∂²f/∂y∂x(a,b)となる具体例を紹介します.2023.06.01微分積分学
線形空間の基本線形結合・線形独立性の定義と例題|ベクトルたちの線形関係 ベクトルv₁,v₂,……,vₙたちのスカラー倍と和で表されるベクトルを線形結合と言います.また,v₁,v₂,……,vₙの線形結合で零ベクトルを作るために係数を全て0にするしかないとき,v₁,v₂,……,vₙは線形独立であると言います.2023.05.01線形空間の基本
線形空間の基本線形部分空間の定義|証明のテンプレートも例題に沿って紹介 線形空間Vの部分集合UがVの和とスカラー倍について閉じているとき,UをVの線形部分空間といいます.この記事では線形部分空間の定義と証明のテンプレートを紹介し,基本性質を証明します2023.04.06線形空間の基本
ルベーグ空間ミンコフスキーの不等式と証明|便利な積分形も併せて紹介 ルベーグ積分(測度論)を扱う分野では「ミンコフスキーの不等式」がよく用いられます.この記事では,和のミンコフスキーの不等式と併せて,積分形のミンコフスキーの不等式も紹介します.2023.04.05ルベーグ空間
ルベーグ空間ヘルダーの不等式の証明・応用|ルベーグ積分の基本不等式 ルベーグ積分(測度論)を扱う分野では「ヘルダーの不等式」は基本的な不等式のひとつとして重要です.この記事では,ヘルダーの不等式の証明と,ヘルダーの不等式の応用(双対性)を説明します.2023.04.04ルベーグ空間
ルベーグ空間本質的有界な可測関数|本質的上限(ess sup)・下限(ess inf) 関数の上限は1点の値を変えることでどこまでも大きくすることができますが,そのような上限は本質的な上限とは言い難いですね.この記事では本質的上限と本質的下限の定義・具体例・性質を説明します.2023.04.03ルベーグ空間
群論の基本群の定義・考え方を具体例から解説|群論は集合と演算の分野 群を扱う群論は代数学の基礎となる分野のひとつ分野です.群は3つの性質[結合法則][単位元の存在][逆元の存在]を満たす集合と演算のことをいいます.この記事では群の定義と具体例を解説します.2023.04.02群論の基本
線形空間の基本線形空間(ベクトル空間)の定義|多項式・数列の例も紹介 集合ℝ²上の和とスカラー倍は,交換法則や分配法則などの「よい性質」を満たします.ℝ²以外の集合上でも「よい性質」をもつ和とスカラー倍を備えた空間を「線形空間」といい,ℝ²と同様に扱うことができます.2023.04.01線形空間の基本
複素解析ディリクレ積分を複素積分で計算|sin(x)/xの広義積分 0≦xでのsin(x)/xの広義リーマン積分を「ディリクレ積分」といいます.この記事では,ディリクレ積分を複素積分に持ち込み,コーシーの積分定理を用いることにより,ディリクレ積分がπ/2に収束することを示します.2023.03.31複素解析
ルベーグ積分ルベーグ非可測集合の具体例|「ヴィタリ集合」の定義と存在 ルベーグ可測集合はルベーグ積分においてベースとなる集合たちで,多くのℝの部分集合はルベーグ可測集合ですが,選択公理を仮定することでルベーグ可測集合でない集合の存在を証明することができます.2023.03.30ルベーグ積分