微分方程式 1次元線形熱方程式の変数分離解をフーリエ級数を用いて導出 線形熱方程式の初期値・境界値問題では,解がフーリエ級数展開を用いて表せる場合が多くあります.この記事では,形式的に解の形を導出したのち,その形式的な解が厳密解であることを証明します. 2025.06.18 微分方程式
測度論 極限と級数が順序交換であるための条件|微分と級数の交換も解説 関数列{fₙ}の級数Σfₙについて,極限limや微分d/dxを計算するとき,Σとlimの順序交換,Σとd/dxの順序交換ができると簡単に計算が進むことはよくあります.この記事では,これらが交換可能であるための条件を解説します. 2025.06.06 測度論
ルベーグ積分の基本 微分と積分が順序交換可能な条件|ルベーグの収束定理の応用 2変数関数fに対してF(t)=∫f(x,t)dxで定まる関数Fを微分するとき,微分と積分の順序交換をしたいことがよくあります.ルベーグの収束定理を用いることで,微分と積分の順序交換ができるための条件を導くことができます. 2025.06.03 ルベーグ積分の基本
複素解析 フレネル積分を複素積分で計算する|cos(x²),sin(x²)の広義積分 0≦xでのcos(x²), sin(x²)の広義リーマン積分を「フレネル積分」といいます.フレネル積分は複素積分に持ち込み,コーシーの積分定理を用いることにより計算することができます.また,一般化したcos(xⁿ), sin(xⁿ)の広義リーマン積分も計算しています. 2025.05.23 複素解析
ルベーグ空間 ルベーグ空間(Lᵖ空間)|ルベーグ積分に関するノルム・内積 測度空間Xに対して,Xでp乗可積分な関数の(商)空間をLᵖ(X)と表します.この記事ではLᵖ(X)の正確な定義を説明し,LᵖノルムによってLᵖ(X)がノルム空間・内積空間となることを解説します. 2024.06.10 ルベーグ空間
ルベーグ空間 ミンコフスキーの不等式と証明|便利な積分形も併せて紹介 ルベーグ積分(測度論)を扱う分野では「ミンコフスキーの不等式」がよく用いられます.この記事では,和のミンコフスキーの不等式と併せて,積分形のミンコフスキーの不等式も紹介します. 2023.04.05 ルベーグ空間
ルベーグ空間 ヘルダーの不等式の証明・応用|ルベーグ積分の基本不等式 ルベーグ積分(測度論)を扱う分野では「ヘルダーの不等式」は基本的な不等式のひとつとして重要です.この記事では,ヘルダーの不等式の証明と,ヘルダーの不等式の応用(双対性)を説明します. 2023.04.04 ルベーグ空間
ルベーグ空間 本質的有界な関数のルベーグ空間L^∞|ノルム空間として定義 (適切な同一視のもとで)本質的有界な可測関数全部の集合L^∞はバナッハ空間(完備なノルム空間)となります.この空間L^∞を「ルベーグ空間」と言います. 2023.04.04 ルベーグ空間
ルベーグ空間 本質的有界な可測関数|本質的上限(ess sup)・下限(ess inf) 関数の上限は1点の値を変えることでどこまでも大きくすることができますが,そのような上限は本質的な上限とは言い難いですね.この記事では本質的上限と本質的下限の定義・具体例・性質を説明します. 2023.04.03 ルベーグ空間
複素解析 ディリクレ積分を複素積分で計算する|sin(x)/xの広義積分 0≦xでのsin(x)/xの広義リーマン積分を「ディリクレ積分」といいます.この記事では,ディリクレ積分を複素積分に持ち込み,コーシーの積分定理を用いることにより,ディリクレ積分がπ/2に収束することを示します. 2023.03.31 複素解析