関数を表す際には
- 高校数学のテキストでは「関数
」という表現が - 大学数学のテキストでは「関数
」という表現が
多く用いられています.
これらの違いに大きな意味はないように思えるかもしれませんが,実はこれら“
とはいえ,必ずしも「関数
この記事では,これらの言い方の違いを説明します.
“ ”と“ ”の違い
例えば“
一方で値を与えて値を返す
例えば,「関数
「
となります.
しかし,ただ厳密には「関数
- 短くて分かりやすい
- 場合によっては混乱の恐れもほぼない
- 関数に逐一
などと名前を付けなくてよい
などの理由から,「関数
“
数学では定義していない文字を使うのは本来ご法度ですが,「関数
関数列 と数列 の違い
とはいえ,例えば関数列では関数の書き方を注意したい場合も多いです.
集合
例えば,実数全部の集合
とすると,
上でも説明したように
なので,
関数列と数列については扱いが異なることも多いです(例えば,「関数列の収束」と「数列の収束」は明確に定義が異なります)から,
- 関数列
- (
をどこかに固定した)数列
のどちらで話をしているのかはしっかり区別したいところです.
関数列の収束には各点収束,一様収束などさまざまな極限がありますね.
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