線形代数学の基本

線形代数学の基本

ℝⁿの部分空間の基底と次元を求める方法を具体例から解説

ℝⁿの部分空間Vの基底をなすベクトルの個数をVの次元といいます.この記事では$\R^n$の部分空間の次元の定義を説明し,具体例から次元の求め方を説明しています.また,基底をなすベクトルの個数が一定であることの証明もしています.
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数ベクトル空間の基底|定義・考え方を具体例から丁寧に解説

ベクトル空間がどのような元からできているかを考えるとき「基底」は重要な概念です.この記事では「線形独立性」「生成される部分空間」を準備し,具体例をもとに基底の考え方を説明します.
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数ベクトル空間の部分空間の定義|証明のテンプレも例題から解説

ℝⁿの和とスカラー倍について閉じている部分集合をℝⁿの「部分空間」と言い,直感的には原点を通り真っ直ぐに伸びた空間ということができます.この記事では部分空間を具体例とともに説明しています.
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余因子展開|行列式による正則条件を具体例とともに解説

正方行列Aが正則行列であるかどうかは,Aの行列式|A|が0であるか否かで判定することができます.このことは「余因子展開」を用いることでこのことを証明することができ,さらに正則行列Aの逆行列A⁻¹の形も知ることができます.
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行列式の基本性質を総まとめ!計算の具体例も紹介します

行列式|A|は正方行列Aの正則性(逆行列の存在)を判定できるもので,線形代数学のいたるところに現れます.この記事では,行列式|A|の定義と性質をまとめ,連立1次方程式の解を行列式|A|を用いて表すクラメールの公式を導きます.
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行列式の定義と具体例|置換の符号(偶置換・奇置換)から解説

正方行列Aの行列式|A|は,|A|=0であるか否かを見ることでAの正則性を判定できる便利なものです.行列式は置換を用いて定義されることが多く,この記事でも置換の符号を定義して行列式の定義と具体例を説明しています.
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行列式のために置換を定義する|代数学でも重要な置換の基礎

正方行列Aの行列式|A|が0かどうかで,Aの正則性を判定することができます.行列式|A|を定義するには置換を用いる方法が一般的です.この記事では,行列式を定義するための置換の定義と性質を説明します.
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行列式の図形的イメージ|正則性が判定できる行列式の考え方

「行列式」は正方行列の正則性を判定するために便利ですが,定義するには「置換」を準備することが多く抽象的に思えてしまいがちです.そこで,この記事では行列式の図形的な意味を解説します.
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線形独立性の考え方を例題から解説|ランクとの関係も解説

行列のランクは基本変形によって求めるのが基本ですが,ベクトルの「線形独立性」をもとにしても同じ物を考えることができます.この記事では,列ベクトルの線形独立性を例題から説明し,ランクとの関係を説明します.
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連立1次方程式とランクの関係|解をもつ条件・解の自由度

中学校以来よく扱ってきた連立1次方程式は線形代数学と密接に関わっており,実際に線形代数学の基礎を理解する上で連立1次方程式は非常に重要です.この記事では連立1次方程式が解をもつ条件と解の自由度を考えます.