線形代数学

線形代数学の基本

行列式のために置換を定義する|代数学でも重要な置換の基礎

正方行列Aの行列式|A|が0かどうかで,Aの正則性を判定することができます.行列式|A|を定義するには置換を用いる方法が一般的です.この記事では,行列式を定義するための置換の定義と性質を説明します.
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行列式の図形的イメージ|正則性が判定できる行列式の考え方

「行列式」は正方行列の正則性を判定するために便利ですが,定義するには「置換」を準備することが多く抽象的に思えてしまいがちです.そこで,この記事では行列式の図形的な意味を解説します.
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線形独立性の考え方を例題から解説|ランクとの関係も解説

行列のランクは基本変形によって求めるのが基本ですが,ベクトルの「線形独立性」をもとにしても同じ物を考えることができます.この記事では,列ベクトルの線形独立性を例題から説明し,ランクとの関係を説明します.
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連立1次方程式とランクの関係|解をもつ条件・解の自由度

中学校以来よく扱ってきた連立1次方程式は線形代数学と密接に関わっており,実際に線形代数学の基礎を理解する上で連立1次方程式は非常に重要です.この記事では連立1次方程式が解をもつ条件と解の自由度を考えます.
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行列のランク|逆行列をもつための条件・逆行列の求め方を解説

正方行列は零行列Oでなくても逆行列をもつとは限りません.行列の「ランク」を考えることで,逆行列をもつための必要十分条件が得られます.この記事では,行列のランクで逆行列の存在条件を解説します.
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行列の正則条件を簡単に!AB=IまたはBA=Iであれば正則

正方行列Aが正則(逆行列をもつ)とは,AB=BA=Iとなる行列Bが存在することと定義されます.ところが,実はAB=IまたはBA=Iのどちらかが成り立ちさえすれば,自動的にAB=BA=Iが満たされAが正則となります.
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正則行列の定義・具体例|逆行列を使った連立1次方程式の解法

0でない実数には逆数がありますが,行列にて対してこの逆数に相当するものを逆行列といいます.逆行列は線形代数でとても大切なもので,この記事では具体例を考えながら逆行列の定義と性質を丁寧に解説しています.
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連立1次方程式の掃き出し法|行列の行基本変形の考え方

連立1次方程式は加減法で解くことができますが,連立1次方程式を行列を用いて表すことにより,行列の変形を考えて解くこともできます.この行列を用いた解法を「掃き出し法」といい,線形代数の理論の基盤となる考え方です.
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行列・ベクトルの計算の基本|積はどうしてこの形になるのか?

この記事では線形代数の基本的な概念である行列・ベクトルの和や積などを考えます.しかし,行列の積の定義はやや複雑ですが,そのように定義することでとても計算が便利になります.
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線形代数の「行列」とは何か?中学の比例から考え方を解説

ざっくり言えば「線形代数学」は比例に相当する多変数関数について考える分野です.この記事では線形代数の基本である「行列」と「ベクトル」がどのようなものか具体例から説明しています.