ルベーグ積分の基本ルベーグ積分の基礎|リーマン積分の先へ!積分の歴史から紹介 多くの人は高校数学で初めて積分に出会い,大学の微分積分学でリーマン積分を学びます.しかし,専門的にはリーマン積分は少々扱いづらく,リーマン積分の欠点を大幅に改善したルベーグ積分があります.2021.06.10ルベーグ積分の基本
ルベーグ積分ルベーグの単調収束定理|重要な項別積分定理の具体例と証明 ルベーグ積分で極限limと積分∫の順序交換可能(項別積分可能)であるための条件を述べた[ルベーグの単調収束定理]があります.この記事では,[ルベーグの単調収束定理]の具体例と証明を説明します.2021.04.29ルベーグ積分
関数空間ルベーグ空間(Lᵖ空間)の共役空間|リースの定理を添えて Lᵖ(p乗ルベーグ可積分の空間)はルベーグ空間とよばれます.L²はヒルベルト空間となるので,リースの表現定理からL²の共役空間(L²)*はL²と同型です.この記事では,L²以外のルベーグ空間Lᵖの共役もルベーグ空間となることを説明します.2021.03.23関数空間
ルベーグ積分ルベーグの収束定理の練習|具体例から使い方を理解する ルベーグ積分では極限と積分の順序交換ができる[ルベーグの収束定理]があります.リーマン積分では一様収束であることを示せば極限と積分の順序交換ができますが,[ルベーグの収束定理]は一様収束より使いやすいものとなっています.2021.03.15ルベーグ積分
確率論中心極限定理を実感する|二項分布でシミュレートしてみた 中心極限定理は確率論や統計学で重要な定理で,「同じことを繰り返しているとトータルで見ると正規分布の振る舞いに近付く」という内容です.この記事では,二項分布をもとに中心極限定理がどういう定理かシミュレートします.2021.02.22確率論
微分方程式ストリッカーツ評価|シュレディンガー方程式の分散性を表す評価 シュレディンガー方程式を考える上では,基本解に関する積分作用素の有界性を与える[ストリッカーツ評価]は非常に重要です.[ストリッカーツ評価]は[LpLq評価]を用いることで導出することができます.2020.05.20微分方程式
微分方程式ピカールの逐次近似法|常微分方程式の解を構成する方法 常微分方程式の解き方は様々なパターンで考えられていますが,常微分方程式がよく知られた形をしていない場合にも,「ピカールの逐次近似法」を用いて解が得られる場合があります.この記事では,具体例からピカールの逐次近似法を説明します.2020.05.16微分方程式
ベクトル解析gradとdivとrot|ベクトル解析の基本の微分公式のまとめ ベクトル解析では3つの基本の微分作用素gradとdivとrotを計算できることは大切です.計算の中では[和の微分公式],[積の微分公式],[内積・外積の微分公式]を用いる機会が多くあります.この記事では,これらの微分公式をまとめます.2020.05.09ベクトル解析
ベクトル解析gradとdivとrotの定義と直感的な考え方|ナブラ∇に関する微分作用素 ベクトル解析においては,勾配grad,発散div,回転rot(curl)の3つが重要な微分作用素で,数学のみならず物理でも広く現れます.この記事では,この3つの微分作用素の定義とイメージを説明し,これらのナブラ∇による表し方も説明します.2020.05.03ベクトル解析
関数空間シュワルツ空間の定義と完備性|急減少関数の空間を考える 任意の導関数が|x|→∞で任意の多項式の逆数より速く減衰する関数を「急減少関数」といい,急減少関数の空間を「シュワルツ空間」といいます.この記事では,シュワルツ空間の定義・完備性を解説します.2020.04.21関数空間